こんにちは。幸せ本質探求家のまーくんです。
みなさんは、コミュニケーションの際、何が1番大切だと感じますか?
初対面の人と、あなたの家族や恋人。
会話をする時、どちらの人が安心しますか?
おそらく前者という人はいないのではないでしょうか?
安心感とは、相手を信用、信頼できている度合いで変わっくるものだと思います。
しかし、一朝一夕で信頼度を高めることはできませんよね?
ただ、ある法則を知っていると初対面の方やそんなに面識のない方と信頼関係を築きやすいと言います。
そこで、今回は、コミュニケーションをとる中で信頼度を高めていく為に有効とされる基本的なスキルをお話ししていきたいと思います。
”バックトラック”で安心感を与える
バックトラックとは信頼関係を築くうえで有効なNLPスキルのひとつです。
簡単に言ってしまえば、会話をしている中で、相手の言葉だったり、話の要点部分を、そのまま相手に伝え返すテクニックです。
私達の心は、不思議なもので、自分の発した言葉や、話の内容を、相手に繰り返し言われると、自分のことを理解してくれたと親しみを感じて安心感を覚えると言います。
安心感を感じると、私達は自然と口数が多くなってたりしますよね。
これは、相手へ警戒心が薄れている状況と言えます。
みなさんも、なんとなく覚えがないでしょうか?
自分が話しをしている状況で、相手にオウム返しされることで、さらに会話が弾んでしまった。なんて経験があると思います。
単純ではありますがこのテクニックの効果は絶大です。
ただ、適当に会話をし、適当なキーワードでオウム返しをすれば、相手に安心感を持ってもらえるわけではありません。
きちんと相手のことを理解しようとする姿勢を”誠実”に示してこそ、効果のあるものと言います。
その辺りを誤解しないように注意したいですね。
効果的に使うポイントとしては、相手が何度も使う言葉をキーワードにすると良いようです。
特に”感情を表す言葉”のバックトラックは効果が表れやすいと言います。
例えば、”本当に残念です”や”本当に楽しかった”と言った言葉は感情を表しています。
こう言った言葉でバックトラックを行うと相手が共感してくれてると親しみや安心感を覚えやすいようです。
最大のポイントは”寄り添うよう”に聞きながらバックトラックです。
と言ってもこの”寄り添う”がなかなかできないんですよね。
話しの最中で相手の話しをさえぎり、自分の価値観を押し付けるような話しや、説教じみた感じにならないように注意しましょう。
”ペーシング”で相手を気持ち良くする
前述でもお話しした”バックトラック”とともに信頼関係を築くうえで有効なスキルにペーシングというものがあります。
スキルと言うと難しいイメージをもたれる方もいるかもしれませんが、このペーシングは、普段、日常で何気なく使っているものだと言います。
ペーシングとは、相手のしぐさや体の動き、声の大きさ、話すスピードなどに合わせることを言います。
相手の優位感覚や、テンションなどに合わせることもかなり有効のようです。
前回の記事で私達は言葉の使い方など、何かの共通点を見つけると親近感が湧きやすいというお話しをしたと思います。
このペーシングにおいても同様で、話し方や、しぐさなど、何か1つでも似ていたりすると、無意識の中で、仲間意識が働き安心感を覚えるようです。
それではペーシングする対象となるのものを見ていきましょう。
”表情”
笑顔や、真剣な顔つきなど
”姿勢”
手や足の組み方や、背筋など
”動作”
しぐさですね。手の動きや足の動きなど
”呼吸”
リズムや深さ、速度など
”声”
大きさ、高低、話すスピードなど
”感情”
テンションや感情の起伏など
”言葉”
同じ感覚システムの言葉プロセスワードなど
これらは、一例ですが、ただ真似ればいいというわけではありません。わざとらしく見えてしまったり、やり過ぎると相手を不快な思いにさせてしまうこともあるので、あくまでも”自然”を意識してペーシングを行うことを心がけてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
信頼関係を築いていくのに有効とされるスキル、”バックトラック”と”ペーシング”を理解することはできたでしょうか。
考え方としてはとてもシンプルなスキルです。しかし、”程度”が難しいとされるスキルであると言えますね。
相手の言葉をオウム返しをする、相手の話すペースやしぐさ、テンションなどを合わせる。
聞こえは簡単ですが、これをいざ実践してみると、露骨さがでてしまって、相手に不快を与えてしまい逆効果になってしまうこともあるようです。
使いこなせるようになるには、”無意識レベル”で使えるように訓練する必要があります。
まず、相手の話すペースやテンション、声の大きなど、自然にできそうなものから実践してみてください。
これらは、ある程度意識していると、比較的無意識に使いこなせるようになってくると言います。
徐々に段階的に実践してみてください。まずは、家族や恋人など身近な人から試してみるといいと思います。
お互いに練習相手になっても面白いかもしれません。