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相手が本当に伝えたいことを、”メタモデル”で読み解く!

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こんにちは。幸せ本質探求家のまーくんです。

みなさんは、誰かに本当に伝えたい想いはありますか?

きっと誰しも、自分の想いをわかって欲しい。
自分を理解して欲しいと心のどこかでは感じていると思います。

でも、なかなか伝わらないと感じることはありませんか?
そこには、きちんとした理由があるようです。

私達は、コミュニケーションの際、主に”言葉”を使っています。

しかし、伝えたい想いを”言葉”にした時、その多くの情報が無意識の内に、”省略”や歪曲”されてしまったり、”一般化”されてしまうと言うのです。

そこで、今回は、相手の本当の想いを正確に知るためにはどうすれば良いのか。
そのために有効な”メタ・モデル”というスキルを紹介してみたいと思います。

メタモデルとは

メタモデルとは、相手が伝えようとしている情報を、こちらが”具体的な質問”をすることで、正確に理解しようとすることを目的としたスキルです。

一言で言うならば、”的確な質問”のことですね。

前述でもお話ししましたが、私達は、伝えたい情報を相手に伝える際に、情報を、省略したり、歪曲したり、一般化してしまうと言います。

この失われた情報を、”的確な質問”をすることで、取り戻すことができるものが、メタ・モデルということになります。

省略、歪曲、一般化を理解する

省略とは、見たものや、経験したことの中で、ある部分だけを組みとって、他の部分は重要ではないと自分なりに解釈をして省いてしまうことを言います。
相手に何かを”正確”に伝える際には、足かせとなってしまいますが、見方を変えれば、省略することで、”ある部分だけ”に意識を向かせることができます。

歪曲とは、現実をその名の通り、歪めて表現することを言います。
私達には、独自の価値観がありますよね。この価値観によって時には、情報をありのままではなく、歪めて伝えてしまうこともあります。
こうした背景から、物事を正確に相手に伝えるというのは、簡単なようで、とても難しいと言えますよね。

一般化とは、その情報は、ひとつの例に過ぎないのに、まるでそれがすべてのように表現することを言います。

例えば、”みんなが言っている”という情報に対して、実は、1人しか、それを言っていないといったケースですね。
みなさんにも何となく覚えがあるのではないでしょうか。

このように、私達は、経験や体験を誰かに伝えようとする時、前述のように情報を”無意識”に省略し、歪曲して、一般化してしまうのです。

コミュニケーションの際に、誤解が生まれる原因にもなってしまうので、これらの失われた情報を取り戻すことがとても重要になってくるわけですね。

実際にどのように活用すれば良いのか見てみましょう。

”具体的”に質問をする

例えば、明日、会社に行きたくない!と言っている人がいます。
この言葉から伝わってくる想いは何でしょうか?
ネガティヴな感情を感じることは、できるかもしれませんが、”なぜ?”という疑問が残りますよね。

このような時に、より具体的な質問をしてあげることで、深層心理を読みとっていくことができるのです。

質問の例として、”いつ、どこで、誰が、何を、どのように”といった質問をしていきます。

上記の例であれば、”何が行きたくないと思わせるの?”と言った質問の仕方が有効と言えますよね。

ここで、ひとつ注意しなければいけない質問の仕方があるようです。
それは、”なぜ?”と言った問いかけをしてはいけないようです。

この質問には、具体性がなく、返って相手は、なぜだろう?とその”理由を考えてしまう”と言います。

メタモデルの目的は、”理由”ではなく、”失われた情報”を聞き出すことにあります。

なぜ?といった質問は、相手を、混乱させてしまうことにも繋がるので、タブーとされているようです。

相手に肯定的な”気付き”を与える

メタモデルには、失われた情報を取り戻すことができるだけではなく、相手がある問題を抱えている状況において、その人自身が持っているリソース(解決する力)に気づかせることもできます。

省略や歪曲、一般化される”前の正確な情報”は、潜在意識にしっかりと蓄積されていきます。

メタ・モデルを使うと、相手は、失われた情報を見つけようと、潜在意識に自動的にアクセスすると言います。
すると相手は、視点を変えて考えはじめるので、新たな気付きがあったりします。

前回の記事でお話ししたリフレーミングというスキルにも繋がっていきますよね。

このように、メタ・モデルには、相手の問題解決にアプローチしていくこともできるようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

メタ・モデルを理解することはできたでしょうか。

メタ・モデルは具体的な質問を投げかけることで、相手が伝えようとしている情報を”正確に理解”することができるようになるスキルです。

実は、普段から意識せずにあたり前のように使っているスキルだったりするようです。

曖昧な情報に対して、いつ?どこで?誰が?何が?これらを基本として質問をすることで、深層心理を知ることだってできるかもしれません。

前述でもお話ししましたが、言葉だけで、正確な情報を伝えることは、至難の技です。
そういったことを理解した上で、相手の話しに耳を傾けてみてはどうでしょうか。
相手を本当に理解しようとする上でも、このスキルは実践する価値がありそうですね。

本当の想いを引き出して、相手を勇気づけることもできるこのスキル。

突き詰めて様々に応用して行くことで、”本物の信頼関係”を手にすることができるかもしれませんね。

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